第69回九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)の高校の部が25日、福岡市の福岡サンパレスであり、九州・沖縄各県の代表計29団体が出場。11団体が金賞を受賞し、うち活水中・高(長崎)、玉名女子(熊本)、精華女子(福岡)、鹿児島県立松陽の4団体が、10月20日に宇都宮市で開かれる第72回全日本吹奏楽コンクールへの出場権を得た。
審査の結果は次の通り。(演奏順。◎は九州代表)
【金賞】◎活水中・高(長崎)、西日本短期大学付属(福岡)、出水中央(鹿児島)、飯塚(福岡)、福岡工業大学付属城東、佐賀県立佐賀北、神村学園中・高(鹿児島)、◎玉名女子(熊本)、◎精華女子(福岡)、九州産業大学付属九州(福岡)、◎鹿児島県立松陽
【銀賞】大分中・高、長崎県立長崎南、佐賀学園、沖縄県立コザ、福岡県立嘉穂高・付属中、宮崎県立宮崎大宮、熊本県立熊本北、福岡県立門司学園、八代白百合学園(熊本)、東海大学付属福岡、福岡第一、大分県立大分豊府、福岡県立春日、都城(宮崎)、長崎県立西陵、創成館(長崎)、沖縄県立那覇、宮崎学園
■「野球部に続きたい」 甲子園出場の西短、神村学園、創成館も「熱戦」
夏の甲子園の大舞台で選手に力を与えたブラスバンドの演奏。九州吹奏楽コンクールでは、甲子園に出場した西日本短大付(福岡)、神村学園中・高(鹿児島)、創成館(長崎)の吹奏学部が「野球部に続きたい」と、全国の舞台を目指して「熱戦」を繰り広げた。
西日本短大付のコンクールメンバーは初戦のみ応援に駆けつけ、勝利を後押しした。クラリネットを担当する酒見花部長(3年)は「アルプススタンドは広くて、吹いていて気持ちよかった。勝ってくれて余計に楽しく、良い経験になった」と話す。
吹奏楽部にとって、野球部は「校内のライバル」という。野球部に負けないくらい礼儀や生活態度に気を配るよう、顧問の八尋清太教諭が指導してきた。それが「プレー」に表れるからだ。
25日のコンクールでは自由…